ボス展 開催中 El Bosco

プラド美術館で、ヒエロニムス・ボス展開催中。
ヒエロニムス・ボス、本名イェルン・ファン・アーケン(1450年ー1516年)、ネーデルランド(フランドル)の画家。
今回の没後500年記念展は、これまで世界中で開催されたボス展のなかでも最大規模のものだということもあり、連日満員御礼。
直接美術館のチケット売り場に行っても、買えるのは、6~7時間後入場のチケットなので、前もってインターネットで予約していくのがおすすめ。
私は昨日2時ころ行って、「夜8時45分のグループです」と言われ、今日の午後1時のチケットを購入して再訪。
でもこの入場制限のおかげで、人の肩越しに鑑賞というようなことはない。 ゆったり楽しめる。

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ボスの独創的な画風は生前から評判で、熱心なコレクターたちがいたが、スペインのフェリペ2世もそのひとりで、現在ボスの作品が一番多くあるのはマドリードだということだ。
プラド美術館にも『快楽の園』をはじめ10点がある。

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まずは、その快楽の園 (El Jardín de las delicias , 1490-1500) 。こんな自由奔放なモチーフが500年以上も前に描かれたなんて驚き。すごくポップ。いつも中央の絵についつい目が行ってしまっていたが、両側もかなり不思議な世界が広がっている。

n4_imaginacio_0.png この右側の扉の中央で、振り向いてこちらをじっと見つめている「木男(?)」なんて、ボートの靴はいて、腕だか足だかわかんない2本の幹に支えられ、卵の殻みたいなお腹の中では、何人かが食卓を囲んでる、そんなシュールな絵だ。

161_El_Bosco-Jardin_de_las_Delicias-Infierno_Detalle.jpg その下の鳥人間に頭から食べられている男の丸出しのお尻からは鳥の群れが飛び出してるし!


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干し草車 (El carro de heno 1512-1515)
左側の扉が、アダムとイブが楽園から追放されるのが見える。 真ん中が現世。人間たちが欲望にまかせ干し草を奪い合っている。そして右側が、その報いとしての地獄が描かれている。

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聖アントニウスの誘惑 (Las tentaciones de San Antonio)
甕に水を入れようと川にやってきた聖アントニウスだが、川岸に座ってぼんやりしている。
周りにたくさん描かれているモンスターが、諸々の誘惑を象徴しているのだろうか?

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最後の審判 (El :ultimo juicio 1505-15)


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東方三博士の礼拝 (La adoración de los magos, 1510-15)


大人気なので延長するかもと友人は希望的観測だが、とりあえず、9月11日の最終日までにもう一度行ってみるとするか。

プラド美術館ホームページより、ボス展のビデオはこちら→ El Bosco. La exposición del V centenario


そうだ、1階C室で、同時開催中の 『無限の園 Jardin Infinito』 という、ビデオインスタレーション作品もおすすめ。
『快楽の園』を分解して、展示室の4隅の壁、中央の柱に映し出す作品。
ちょっと雅楽を思わせるような現代音楽を聞きながら、まるで、『快楽の園』の中に入り込んだような感覚が味わえる。
ボスの絵の中に細密に描かれている無数の不思議な植物や動物、怪物が目に飛び込んでくる。
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Category: 芸術

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