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ミニシアター Pequeño Cine Estudio

月曜日の午後、暇だから映画でも見に行こうかなと、新聞の映画欄を眺めていたら、Carl Gustav Jung というタイトルに興味を惹かた。
1957年9月、精神科医カール・グスタフ・ユングへのインタビューを編集したスペイン映画(2007年、監督:サロモン・シャング)とある。
地下鉄を乗り継いで、地図を見ながらたどり着いた上映館のPequeño Cine Estudio
入口の外壁に映画のフィルムリールがアート作品のようにあしらわれていてなかなかいい感じ。

DSC07857.jpg

入口のおじさんに、「Carl Gustav Jung 1枚 ポル・ファボール」と頼んだら、「新聞に出ていたその映画のフィルムは手違いで届かなかったんだ。だから、今日はAguas Tranquilas。 もう始まって15分経ってるよ」とのたまう。
少しは、申し訳なさそうにしてもよさそうなものだが・・・。
「家を出る前にみた、Pequeño Cine Estudioのホームページにも月曜日の映画はCarl Gustav Jung と書いてありましたけど」と文句のひとつも言いたくなったが、自分のせいではないとでもまったく悪びれた風のない相手に言っても仕方ない。
「上映中の Aguas Tranquilas ってどんな映画ですか?」って聞いたら、日本映画だという。
日本映画なら、せっかくだから見てみるかと、6.5ユーロ払って真っ暗な館内へ。
Pequeño Cine Estudio (小さな映画スタジオ)の名前通り、100席くらいのこじんまりした映画館。
奄美大島を舞台にした、波と風の音がずっと聞こえている映画だった。
最後のタイトルバックで、その映画が川瀬直美監督の「2つ目の窓」ということを知った。
スペイン語のタイトル Aguas Tranquilas (静かな海)は、嵐で始まって、16歳の男の子と女の子の、親への反発や、性へのとまどいや、家族の死や、いろんな波乱の後、ふたりが生まれたままの姿で泳ぐエンディングの穏やかな海を表しているのかな。
でも、原題の「2つ目の窓」とは?
自分の家の窓がひとつ目、愛する人と出会って子どもを生んで開くのが2つ目の窓、そうして命がずっとつながっていくってことかな?
思いがけなく出会った日本映画「2つ目の窓」私の中の南方の血が騒ぎました。

お目当てだったCarl Gustav Jung の映画を観に行くときは、電話で確認してから行くことにしよう。

Pequeño Cine Estudio ホームページ
所在地 Magallanes 1 (地下鉄2号線ケベド駅から徒歩2、3分)

Category: スペイン

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